最初にすることは業績のチェックです。
損益計算書の売上と営業利益が右肩上がりになっているか、本当は綺麗な右肩上がりが理想ですが、そういった銘柄は人気化しているので少しくらいの凸凹なら許容範囲としています。
営業利益率は10%超が望ましいですが、商社や小売業など、難しい業態もあるので絶対という訳ではないです。
次にキャッシュ・フロー計算書の営業キャッシュ・フローとフリーキャッシュ・フローがプラスになっているかチェックします。売上が増えていても、営業キャッシュ・フローがマイナスだと売上を回収できていないと判断します。設備投資の関係でフリーキャッシュ・フローが時々マイナスになる場合は許容範囲とします。
貸借対照表は負債が大きくなっていないかはチェックしています。
自己資本比率は参考程度に見ています。
株券発行会社と揶揄されているアンジェスは90%近くあります。
また、ROEも参考程度に見ています。ROEについては借金が多くなると小さな自己資本でもレバレッジをかけることによって利益を上げやすくなるからです。ROEよりROAですね。
ここまでふるいにかけて残っていたら決算資料で主な増減理由を見ていきます。
増減理由が今後の業績に影響なさそうであればウォッチリスト入りですね。
ざっとお話ししましたが、サンバイオやステムリムのように、今は大赤字でも今後ブロックバスターになるかもと期待して投資している会社は財務諸表は度外視しています。(強いて言うならキャッシュがどのくらいあるかは見ています)
また短期投資の場合も財務諸表は見てないです。
※ブロックバスター(戦略):特定の人気作品や売れ筋商品に製作費や宣伝費を大量に投入し大ヒットを生み出すことで、企業全体の売り上げを伸ばす戦略のこと。
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