アノマリー(Anomaly)とは、理論や法則では説明がつかない、相場における経験則や事象を指します。相場格言として伝えられているものも多く、主に株式市場で多く見られます。
10月から年末にかけてはアノマリー的には、11月、12月は「年末ラリー」としてパフォーマンスが良いそうです。
”年末ラリー”は、いわゆる投資のアノマリー(経験則)の1つです。日経平均について過去20年程度(2002年1月~22年10月)の月毎の騰落率を見ると、11月の平均騰落率が+2.4%、12月が+2.5%と良好なパフォーマンスとなっております。特に12月は、過去20年間で勝ち(上昇)が15回、負け(下落)が5回と、各月の中で最も高い勝率(75%)となっています。年末ラリーを期待したくなりますね。
もっとも、12月相場でも過去に5敗している点には注意が必要です。この5回(02年、07年、14年、15年、18年)で株価が下落した背景には、米国の金融政策や経済見通しの変化が影響したとみられます。可能性としては日銀の利上げとかFOMCの大きな利下げで円高に動いた時は要注意でしょうか。
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