チャートでその後上にブレイクするか下に抜けるかの瀬戸際である三角保ち合いという形があります。
三角保ち合いは簡単に言えば上値抵抗線を引いて下値支持線も引いて三角形になるなら三角持ち合いの型になります。基本ブレイクした方向にトレンドが発生しますが、騙しもあるようですので注意が必要です。日足より週足のほうが信憑性があります。
また、ブレイク時の出来高が多いかどうか、各重要移動平均線の向きや位置関係なども合わせて見て見ると騙しか本物かの判断もつきやすくなるようです。
三角保合の先端(アペックス)に行くほどエネルギーが溜められて、ブレイクした後の上昇ないし下落に拍車がかかる傾向にありのでブレイクが本物の場合、上にブレイクしたのを確認してからインするとそのまま上昇トレンドに乗れることになります。
説明動画はこちらが参照になります。
またチャートに三角保ち合いと同時にフィボナッチを表示させてフィボナッチトレートメント(通称:フィボナッチ)での押し目判断も混ぜると精度が高まるようです。
フィボナッチリトレースメントは、フィボナッチ比率と呼ばれる比率を用いて、トレンド相場における反発や反落のポイントを見極めるテクニカル指標です。
トレンド相場であっても、価格は直線的に上昇や下落を続けるわけではありません。一時的にトレンドと反対の方向へ向かうことを繰り返しながら、トレンドを形成していきます。
上昇トレンドにおける一時的な下落を「押し目」、下降トレンドにおける一時的な上昇を「戻り目(戻り)」といいます。
この押し目や戻り目について、どれくらいの水準が価格の転換点となるかを分析するのに有用なのがフィボナッチリトレースメントです。
フィボナッチリトレースメントを描画する際は、直近の高値と安値を選択すると自動的に0%、23.6%、38.2%、50.0%、61.8%、76.4%、100.0%などのフィボナッチ比率に基づいたラインが引かれるのが一般的です。
その中で特に注目されるのが、「23.6%、38.2%、61.8%」のラインです。これらのラインが下値支持線(サポートライン)や上値抵抗線(レジスタンスライン)になりやすいと言われています。
例えば上昇トレンド中に一時的に下落する「押し目」で、どこで上昇に転じるかを予測する場合、直近の高値と安値を結んで引いたフィボナッチリトレースメントの23.6%や38.2%、61.8%のラインを反発の可能性が高い水準として注視します。
そしてこれらのラインの付近で価格が反発しそうなタイミングや、実際に反発が起きた直後のタイミングで買いを入れ、その後の上昇の値幅で利益を狙うという手法があります。
以下は2023年12月~24年2月頃の東電のチャートとなりますが、三角保ち合いから上へのブレイクとフィボナッチのラインで押し目買いのタイミングになっているようです。
ただフィボナッチはFXに対して元々作られた指標のためか、株価チャートに描写させれるのは限られた証券会社のツールでしかできません。調べたところ、松井証券は使えました。
またネットではMoomoo証券もアプリで使えるようです。
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