政策保有株とはなんぞや?

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ニュースで企業が政策保有株を放出しているとか聞きます。政策保有株とはなんぞや?ということで調べてみました。
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政策保有株とは企業が純粋な投資ではなく、取引先との関係維持や買収防衛といった経営戦略上の目的で保有している株式。1960年代ごろから広まった日本特有の仕組みで、株式を相互に保有しあう「株式持ち合い」の形が多い。片方の企業だけが保有する場合もある。資産の有効活用を妨げるほか、「モノいわぬ株主」が存在することで企業統治(コーポレートガバナンス)の形骸化を招く弊害もあり、海外投資家を中心に批判を浴びてきた。
 戦後に旧財閥系の企業グループが結束を高めようと始めたとされ、グループの中核だった銀行を中心に持ち合いが加速した。90年ごろには上場株式の時価総額に占める比率が3割を超えた。解消が進むきっかけになったのがバブル経済の崩壊だ。保有株の下落で損失が膨らみ、金融機関を中心に保有株を手放す動きが広がった。2002年には銀行から政策保有株を買い取る「銀行等保有株式取得機構」が政府主導で設立され、市場への影響を抑えながら政策保有株を減らす役割を担っている。
 政府が15年から成長戦略の一環として企業統治の改善や資本効率の向上を企業に要請したことで、解消は一段と進んできた。野村資本市場研究所によると政策保有株の比率は足元で約1割に下がった。東京証券取引所が導入した企業統治指針(コーポレートガバナンス・コード)は政策保有の狙いや合理性の説明を義務付けた。金融庁も19年3月期の有価証券報告書から保有する銘柄の個別開示を厳格

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Q.政策保有株が売られるとその企業の株価はどうなる?
A.株式市場に放出されるわけだからやはり株価にはマイナスで株価は下落する
【考察】
ただし、マイナス要因はあくまで需給関係を要因したものなので政策保有株を売却される側の業績・ファンダメンタルには何ら影響を及ぼさないとのこと。好業績の企業なら株価の戻りも早いかも?

Q.政策保有株はどうやって売られる?
A.証券会社が代行する。手数料は最大8000億円規模とも見込まれる
【考察】
企業と付き合いの強い証券会社の株を買っておけば手数料で業績が上がるかもしれない。
高配当の証券会社を探してみよう

Q.政策保有株を売った企業はどうなる?
A.売却益を手にする
【考察】
現在日経平均はかなり高値なのでかなりの利益になるはず。特に最近は大手損保保険グループの東京海上ホールディングス、SOMPOホールディングスそしてMS&ADインシュアランスグループホールディングスの大手損保グループ3社は政策保有株の削減を通じ、今後6年間で4兆9000億円の株式売却益を計上する見通しとのニュースがあったので株主還元や配当金など期待できそう。ぜひこの3社の株は買っておきた。

政策保有株売却で潤う損保株、約5兆円計上期待と日銀思惑で上げ加速
政策保有株(株式持ち合い)の売却を加速させる方針の大手損害保険グループは、今後5兆円近い売却益を手にする可能性が浮上し、投資家からの買いを集めて株価の上昇が加速している。

三井住友や損保ジャパンもそれなりに政策保有株を持ってますので要チェックですね。



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