【1株】単元未満株のメリット・デメリット

学び

今回は一単元(100株)以下の単元未満株のメリットを解説します。
特にクロス取引で有効性があると考えています。
なお、単元未満株は共通の言葉ですが証券会社によっては呼び方が違います。
SBI証券は「S株」、楽天証券は「かぶミニ」、マネックス証券は「ワン株」、auカブコム証券は「プチ株」などと呼ばれ、少額から投資できるのが特徴です。

■メリット
①1株あたりの高額な銘柄が1株から購入できる
②クロス取引の長期保有条件を満たせることがある
③1株でもイベント抽選やアンケート回答でQuoカードなどがもらえる

①1株あたりの高額な銘柄が1株から購入できる
9984ソフトバンクグループは1株17895円、9983ファーストリテイリングは1株57120円と1株だけで1万を超えており、単元(100株)単位では100万以上、ファーストリテイリングは500万以上します。そのため資金が少ない場合は単元未満株の1株から購入できます。

②クロス取引の長期保有条件を満たせることがある
クロス取引をしていると長期期間の保有条件で株主優待がもらえる、またはもらえる金額が増加する銘柄があります。そんな時に1株だけ購入しておくとお得なことあります。
下記のパタンAの時は1株保有しておくとクロス取引をしているともらえる金額がアップすることがあります。
ただし、絶対とは限りませんし、企業側がいつ条件を変更するかわからないので注意が必要です。

パタンA
継続保有期間は、基準日(毎年2月末日)において、同一の株主番号で株主名簿に連続して記載されていること。
 →この場合は1株+クロス取引で長期期間の保有条件を満たすことがあります。
  実績としては2217モロゾフ、2157コシダカホールディングスで成功しています。

パタンB
継続保有期間は、毎年6月末日及び12月末日時点の株主名簿に、普通株式100株以上の保有を同じ株主番号で2回以上、連続で記載または記録されていること
 →この場合は100株以上が明記されているので1株+クロス取引では長期期間の保有条件を満たすことはできません。

③1株でもイベント抽選やアンケート回答でQuoカードなどがもらえる
通常、株主優待は100株、200株、500株以上などの単元単位で保有しているともらえます。
しかし、1株でも会社から決算報告や配当金計算書が届きます。
その際に会社のイベントやアンケートに回答することでQuoカードが抽選で当選することがあります。
<コエキクアンケート>
QRコードを読み込んでアンケートに回答すると抽選でQuoカード500円が当たります。
コエキクのアンケートをつけている企業は意外とあるのでまめに回答するようにしています。
今まで1度だけ当選してQuoカードをいただきました。

<会社イベントなどへの抽選>
8306三菱UFJフィナンシャル・グループはクラシックコンサート視聴、4665ダスキンはプレゼント、2897日清食品ホールディングスは工場見学抽選やアンケート回答でプレゼント抽選を行ってます。どれくらいの当選率等はわかりませんが可能性はあるので興味のあるものは応募するようにしています。

■デメリット
①指値ができない
②売買手数料が割高

①指値ができない
ほとんどの証券会社で単元未満株は指値での注文ができない
※現状は楽天証券のみ指し値注文の可能

②売買手数料が割高
購入時には手数料無料が多いが売却時には手数料がかかる
約定代金の0.55%または最低50円など証券会社によって異なるが割高が多い
※SBI証券はインターネットコースの条件を満たせば手数料無料

■結論
1株+クロス取引で長期条件を満たす用であれば、単元未満株を利用するのは十分アリだと思います。

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